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アイドリングストップならぬ惰性ドライブ 

自動車分野の温暖化対策としてアイドリング・ストップからエコ・ドライブへと変わってきているが、九州の中小企業が走行中のAT車でD(ドライブ)からN(ニュートラル)にする機械を開発したそうである。


ガソリン高騰の中 燃費向上へ“特効薬” AT車レバー 切り替え装置
8月25日15時6分配信 西日本新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080825-00000022-nnp-l40

自動車に取り付けると、燃費が約20%向上する装置を福岡県久留米市の企業が開発した。オートマチック(AT)車のシフトレバーを走行状況に応じて自動的に切り替え、燃料の消費を抑えるという。安全性や耐久性の見極めが必要との指摘があるが、ガソリン価格が高止まりする中、注目を集めそうだ。 (経済部・吉田修平)

■久留米の業者開発「20%アップ」

「ニュートラン」と名付けられた装置は、市販のティッシュペーパー箱ほどの大きさで、コンピューターや歯車を内蔵する。AT車のトランクや助手席に取り付ける。

加速後、速度を一定に保つためアクセルペダルから足を離すと、装置と変速機をつなぐワイヤが働き、シフトレバーが自動的にドライブ(D)からニュートラル(N)に入る。Nだと、エンジンと変速機が切り離され、慣性で走るため、Dのみで走行するよりも燃料の消費を抑えられるという。運転者が再加速したりブレーキを踏んだりすれば、自動的にDに切り替わる。AT車なら、す
べての車種に取り付けられるとしている。

開発したのは、従業員12人の「立山自動車工業」。板金加工や車検を手掛けてきた。立山哲雄社長(64)によると、地元柿生産者の「本来の旬に柿が熟さなくなった」との言葉に、温暖化の深刻さを実感。「自分でできることは」と考え、2004年に自動車の排ガス削減につなげる研究・開発を始めた。

昨年10月には福岡県工業技術センター化学繊維研究所(福岡県筑紫野市)の助言の下、試作品を完成。今年7月末、商品化し、装置の特許を取得した。道路運送車両法と道交法違反に当たらないことを国に確認の上、これまでに7台販売。仕事で毎日車に乗る佐賀県鳥栖市の塗料販売会社の男性(47)は、16%燃費が向上し「最初は違和感があったが、個人的にはいいものと思う」と話した。

ただ、ある自動車の制御システムメーカーは「停車中にDからNになるシステムは一般的だが走行中になるのは聞いたことがない。走行中にNになるとタイヤに駆動力がかからず、制御できなくなる恐れもある」と安全性の問題点を指摘した。

立山社長は「取り付け作業はまだ自社でしかできないが、他の業者にも広げていきたい」と話している。取り付け代を含む価格は11万8000円。立山自動車工業=0943(72)2744。


普通、速度を維持する時もアクセルを踏んでいるのだが、これはアクセルから足を離しシフトレバーを使わなくてもNへ切り替わる。踏めばDに切り替わるというものらしい。
文中でも指摘されているが、慣性(惰性でもいい)のみで走ると危険だと匝も感じる。まずNになればエンジンからの動力が絶たれるため、下り坂でのエンジンブレーキは働かない。エンジンブレーキをかけるためにアクセルを踏むのも変だしな。すると機能を一時解除するか、ブレーキを頻繁に踏むしかなくなる。ブレーキを頻繁に踏むとブレーキが作動しなくなる恐れもあり…どうだろう。

また冬の凍結時も危険だ。惰性だけだとクルマが走っているようで実はタイヤが滑っていることもあり、カーブでは曲がりきれないことも想像できる。もっとも普通カーブではアクセルを踏むものだけれど。

法律ではそういうモノを想定していないので違反にならないだけで、安全を保証しているわけではないので注意が必要だ。特許なども国が性能などのお墨付きを与えているわけではなく、新規性のある技術に対して開発者の独占を認めているだけなのだ。それも“特許された”時で出願だけでは意味がない。どうも勘違いをしている人もいる。

ついでにいうと実用新案にいたっては登録制なので、誰でもお金さえ払えば実用新案登録にすることができる。他人の知的所有権が侵害されたと判断されればめんどうなことになるが。

ちょっと横道にそれてしまった。
中小企業がいろいろと新製品を開発・販売することはよいことだと思う。この装置の詳細が不明なので、ここまでの懸念に対してちゃんと対策がされているかもしれない。この記事だけでは以上のようなことを匝が感じてしまったということだ。

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コメント

自動車業界に居た自分の意見としては
もしこれがかなりの数売れてしまえば
早急に通産省が却下するでしょう
燃費マニアは昔から手動でやってたよ!

燃費マニアという世界があったとは…

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